サポート情報

2017年08月

機器障害対策

ONUと電話主装置の間に挟むパケットキャプチャ装置が故障すると、電話システム全体が停止してしまいます。特にPCEngines版CTIシステムは、CTIサーバのOSがハングアップすればそのような状態になってしまう可能性があります。(ラズパイ版CTIシステムで使用するハード的なパケットキャプチャ装置は、よほどのことがない限り大丈夫かと思いますが…)

 

そのような場合に備え、LAN切替器を導入することにより電話システム全体が停止してしまうのを防ぐことができます。以下の図のように配線すれば、障害発生時はLAN切替器のスイッチを切り替えるだけで、誰でも復旧できます。(故障中はCTIシステムは使えなくなります)

broken.png

 

お勧めのLAN切替器は、サンワサプライさんの「SW-LAN2」です。安いものに比べ、グランド面を十分に取ってある両面基板が使用されており、安定していそうです。

 

また、HUBのお勧めは、NETGEARさんの「GS105-500JPS」あたりでしょうか。このHUBはフレッツ光ネクストのセッション分けにも利用できますね。なお、IPアドレスを要求するスマートスイッチは絶対入れないで下さい。ひかり電話回線に悪影響が及ぶ可能性があります。

 

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2017/08/17   office

発着信情報フォーマット

弊社のCTIサーバは、電話の発着信時に社内LANの指定アドレス宛に発着信情報を送信します。

 

発着信情報は、UDPプロトコルにて、指定したアドレスの514番ポートに向けて送信されます。ブロードキャストアドレス宛に送信すれば、社内LANの全クライアントが一斉に発着信情報を受信できることになります。

 

YAMAHAルータ互換モードの場合の発着信情報フォーマットは以下の通りです。(NTT西日本、ひかり電話オフィスタイプの場合)

  • 発信時:<14>[SIP] SIP Call to [sip:0532xxyyyy@ntt-west.ne.jp] from [sip:0532473911].
  • 着信時:<14>[SIP] SIP Call from [sip:0532xxyyyy@ntt-west.ne.jp] to [sip:0532473911@ntt-west.ne.jp].

 

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2017/08/16   office

[ラズパイ]LEDによる状態表示

ラズパイ版CTIサーバには、合計4つのLED表示があります。ラズパイ版CTIサーバのLED表示

  • 上段右:運転中 
  • 上段左:キャパシタ電圧3.9V以上
  • 下段右:ラズパイ本体のLED(赤)
  • 下段左:ラズパイ本体のLED(緑)

 

上段のLEDは、デジタル電圧計の横に取り付けることもできます。

 

下段左の緑LEDは、ハートビート動作にしておくとラズパイの動作状況が分かりやすいかもしれません。ハートビート動作の点滅パターンは以下の通りです。

  • 動作中:1秒に2回、短く点滅
  • シャットダウン中:0.5秒周期で点滅
  • シャットダウン完了後:消灯

 

ハートビート動作の設定手順(Raspberry Pi 3 Model B+Raspbian Jessieの場合)

/boot/config.txtに下記を追加して再起動する。
dtparam=act_led_trigger=heartbeat

 

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2017/08/15 ラズパイ版   office